東京新宿区の吸玉(吸い玉)/カッピング | 日記 | 調理作業による腰痛~身長と調理場のミスマッチ~


2011/03/25
調理作業による腰痛~身長と調理場のミスマッチ~


市ヶ谷・飯田橋のカイロプラクティック・整体 ナナ・カイロ・クリニック

20代男性の症例です。

<お悩み>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年に入り、フランス料理店で修業するため上京。
朝早くから夜遅くまで調理場や洗い場で作業をしているため前かがみの姿勢が多い。そのため、週も半ばになると腰が痛く、休日は終日寝て休んでいる状態。様々な治療を試みたが、状態が一向に改善しないためナナカイロに来院。
また、身長が188cmと日本人の平均身長よりはるかに高く、一般的な日
本の調理場では低くて辛いとのことでした。

<所見・コメント>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このケースは、看護士さんや調理人の方など、前屈動作が多い職業の方に多く見受けられますね。動作分析をすると、ほぼ間違いなく、膝を伸ばしたまま、背骨を丸めて物を持ち上げようとします。

今回の方も同様でしたが、さらに高身長に対して低い調理場、長時間作業、ということで、腰に対しての負担は相当なものになるでしょう。

腰椎は前屈や回旋という動きに最も弱く、腰部筋においても、前屈姿勢は疲労を蓄積しやすいポジションです。

骨格の歪みが大元の原因ではなく、例えて言えば「動作の歪み」が原因です。間違った動作による反復性の刺激が、腰に多大なダメージを与えているのです。ですから、腰椎や骨盤の歪みはあくまでもSOSのサインに過ぎません。


このような場合、カイロやマッサージ、鍼灸などの受け身的な治療を施すだけでは、一時的に緩和するかもしれませんが根本的な解決にはなりません。

<治療・経過>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このような場合、手技で歪みや制限を治療するのはもちろんですが、以下のような事項の習得が必須です。

1、腰のニュートラルポジション(負担のない腰椎カーブの作り方)
2、それを維持しながらの前傾姿勢の作り方(足を開きお尻を引く)
3、ブレーシング(腹圧の保ち方)

実は、このどれもが、多くの人が実践していることなのですが、なんらかの原因があって、このような基本的な体の使い方がわからない人もいます。そして、それは慢性腰痛症の方に多いです。

調理場の状態などを考慮に入れながら作業姿勢の提案をし、1週間間隔で3度の治療を行いました。手技においては、硬直した足腰の筋群を緩めながら、制限がある腰椎に対しての矯正を行いました。

地元に帰ってフランス料理店を開業するのが夢、ということで、動作修正に本気で取り組んでもらったのが功を奏し、3度目の来院時には、痛みの緩和と共に、腰椎のコントロールの仕方をほぼ完璧にマスターしていたのは驚きました(^^)

私もささやかながら料理をするので、今回のお悩みは非常によく伝わってきましたが、身長が高いというのはメリットもあればデメリットも大きいな~
と感じた症例でした。



ナナ・カイロ・クリニック【カイロプラクティック 整体 骨盤矯正 東京】

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