東京新宿区の吸玉(吸い玉)/カッピング | 日記 | 不良姿勢による両膝の痛み~姿勢矯正の実際~

市ヶ谷駅から徒歩3分のカイロプラクティック整体治療院

Top >  日記 > 不良姿勢による両膝の痛み~姿勢矯正の実際~

東京新宿区の吸玉(吸い玉)/カッピング の日記

不良姿勢による両膝の痛み~姿勢矯正の実際~

2011.04.05

市ヶ谷・飯田橋のカイロプラクティック・整体 ナナ・カイロ・クリニック

20代女性の症例です。

<お悩み>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

看護師の仕事をしているため、長時間立っていると両膝の周辺が鈍く痛くなってくる。勤め先のレントゲン検査では特別な異常はない。
同僚の理学療法士の方に大腿前面の筋肉(大腿四頭筋)がないのが原因と指摘されたため筋トレをおこなっているが目立った変化がない。
なお、スポーツや運動は行わず、気づいたら痛みを感じるようになっていたのことです。

<所見・コメント>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

整形外科学的検査を行ってみると、確かに、膝関節内の半月板や靭帯の損傷によるものではなさそうです。次に、膝周辺の腱炎や靭帯炎を疑ってみましたが、この可能性も低いです。

知人の理学療法士さんのご指摘の通り、膝関節の安定や動きの要である大腿四頭筋の筋肉量がやや少ないようでしたが、筋力検査を行ってみると十分な力を発揮していたので、これが大元の原因とは考えにくいです。
膝の痛み
しかし、姿勢検査を行ってみると、写真例のような不良姿勢を持たれていることが確認できました。このような骨盤や股関節を前に突き出した姿勢は、前方に重心が移動するため、太もも前面(大腿四頭筋群)に負荷がかかりやすく、短時間で筋疲労をおこしてしまいます。

大腿四頭筋は膝関節の安定に関わる最大筋であるため、この筋肉の疲労は膝関節を不安定にし、関節のズレや循環の悪さを作り出します。

逆に、横から見た重心線が正常であれば、各関節や骨がバランスよく体を支持してくれるため、無駄に筋肉の緊張や疲労を招かないですむのです。今回の方は膝に症状がでましたが、多くの肩こりや腰痛の原因はこの重心線にあります。筋力が問題ではないのです。

<施術・経過>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、直接的に痛みをだしている膝周辺の循環を改善し、膝関節自体のすべりや転がりといった機能性にアプローチします。

次に、姿勢矯正をよりスムーズに行うため、股関節や肩甲骨、脊柱に動きやしなりをつけていきます。

今回力を入れたのは、施術後の姿勢指導です。不良姿勢の多くは感覚的なズレである場合が多く、ほとんどのケースで「意識のずれ」の修正が必要になってきます。これは、カイロプラクティックでいう姿勢矯正の盲点でもあります。(ですので治療家でも姿勢が悪い人がいます^^)

武道や舞踊の世界などでは、姿勢や構えをしつこいまでに指導されますが、それは、良い姿勢の獲得が体と意識の共同作業であることを顕著に現しています。(私もかつて伝統空手をしていましたが、優秀な選手を輩出している指導者ほど姿勢にうるさいです)

この方の場合は、元々膝自体に問題があるわけではないので、この「姿勢感覚のズレ」の修正と共に症状が改善しました。

※人によってはストレッチやエクササイズが必要な場合もあります。


ナナ・カイロ・クリニック【カイロプラクティック 整体 市ヶ谷 飯田橋】

モバイル

日記一覧へ戻る

【PR】  Mstyle  音羽指圧針灸院  ハローストレージ八潮パート4  さくらチケット 長崎店  なぎさ本舗 京都屋