東京新宿区の吸玉(吸い玉)/カッピング | 日記 | ピラティスと腰痛

市ヶ谷駅から徒歩3分のカイロプラクティック整体治療院

Top >  日記 > ピラティスと腰痛

東京新宿区の吸玉(吸い玉)/カッピング の日記

ピラティスと腰痛

2011.05.24

市ヶ谷・飯田橋のカイロプラクティック・整体 ナナ・カイロ・クリニック

30代女性の症例です。

<お悩み>・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2ヶ月前よりピラティスを始めたが、最近左腰が痛くてできない。始めた当初は問題なかったが、苦手なポジションを繰り返し行った翌日より腰痛がでた。特に左足で支持する動作が辛く、痛めた時のポジションも仰向けで左足と肩だけで上体を支えるものだった。

歩くと腰から股関節がうまく連動できず、腰が板になったようだ、と訴えていました。また、時々腰~お尻付近がずきっと痛むとのことです。

<所見・コメント>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は、ご本人様が将来的にピラティスのインストラクター資格を取得することが目標ということで、私自身も歪みや姿勢だけでなく、いくつかの視点をもって検査する必要がありました。
まず、腰痛が発症した主な原因として考えられるものは、

●元々、腰椎や骨盤の捻じれがあり、バランスを崩すような素因があったか
●支持脚としての左足の筋力が弱く、体幹に過度な負担がかかったか
●上記のような理由で腰椎のニュートラルポジション(理想的なカーブ)を維持できず、周辺組織の緊張を招いたか


そして、予想した通り、このすべてがありました。
骨盤捻転
まず、図のような骨盤の歪みがありましたが、この骨盤の捻転を放置したままエクササイズに望めば、骨盤と共に腰椎にも無駄な回旋がおこるので、その分無駄に筋力を浪費しなくてはなりません。

また、この左骨盤の歪みは、いわゆる骨盤の関節(仙腸関節-図の緑部分)が緩い状態です(loose-packed-position)。関節の固定に関わる周囲の靭帯や筋肉に負担を強いることになるのです。


次に、左足を検査してみると、右に比べて細く筋量が少ないのは明らかでしたが、筋力をチェックしみるとこれまた極端に弱いことが確認できました。支持脚である左足の不安定さを体幹がカバーすることは容易に想像できますし、上記のような左骨盤の変位は、足と上半身の力の伝達がスムーズにいかないため、なおさら腰への負担は増大するでしょう。

また、右利きの人にとって左足は踏み込み足であることが多く、軸足である右足に比べて臀部や大腿の筋肉が未発達である場合が多い。そのため、個別に強化していく必要性があるでしょう。


<施術・経過>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは根本的な痛みの原因となっている、周囲の筋肉の過緊張を緩和する必要がありました。大腿から臀部、腰部を緩めていきます。
当初、うつ伏せにおいても、お尻や腰の高さが違う程バランスを崩していましたが、筋緊張を取り除くだけでもかなり改善されていくのがわかります。
最終的には腰椎や骨盤の捻転をアジャスト。治療後に立ってもらうと、腰が板になったようなひっかかりがなくなりスムーズに動けるとのこと。
施術においては、他の部位の調整も行いながら3度行いました。

加え、左足を個別に強化する必要性があったので、いくつかの方法を提案しました。部位別に筋力強化をはかりながら、少しずつ全体的な協調性を高めていけば、苦手なポジションを克服できるはずです。
2ヵ月後に再度チェックを行う予定です。


ナナ・カイロ・クリニック

モバイル

日記一覧へ戻る

【PR】  リユースプラザ時津イオン店  In Style  老犬・キャバリア専門用品店 ROOM NENE  琴エスワールド ポピュラー琴・ドレミニ琴教室   ファーストタワー眼科